大乗経典と論書の現代語訳と解説

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守護国家論 現代語訳 12 (完)

守護国家論 現代語訳 12 (完) 第七章 全体を七門に分けた第七として、問答形式によって答える。 もし末代の愚人が、上に述べた六門に依って、万が一も『法華経』を信じるならば、権宗の諸人は、自らの迷いに執着するために、偏った教えに執着するために…

『法華経』現代語訳と解説 (完)

『法華経』現代語訳と解説 その48 妙法蓮華経 普賢菩薩勧発品 第二十八 その時に普賢菩薩は、自在の神通力と偉大な威徳をもって、数えることのできないほどの多くの大いなる菩薩と共に、東方から来た(注1)。その経過したところ諸国はすべてみな震動し、…

守護国家論 現代語訳 11

守護国家論 現代語訳 11 第六章 全体を七門に分けた第六として、『法華経』と『涅槃経』に依る行者の心得を明らかにする。一代教門の勝劣・浅深・難易などについては、すでに前の段落で述べた。この段落では、一向に後世を願う末代の常に迷いに沈む五逆・…

『法華経』現代語訳と解説 その47

『法華経』現代語訳と解説 その47 妙法蓮華経 妙荘厳王本事品 第二十七 その時に仏は、大衆に次のように語られた。 「無量無辺不可思議阿僧祇劫の遠い過去に、仏がいた。その名を雲雷音宿王華智多陀阿伽度・阿羅訶・三藐三仏陀(うんらいしゅくおうけちた…

『法華経』現代語訳と解説 その46

『法華経』現代語訳と解説 その46 妙法蓮華経 陀羅尼品 第二十六 その時に薬王菩薩は、座より立って、右の肩を現わして合掌し、仏に向かって次のように申し上げた。 「世尊よ。もし良き男子や良き女子がいて、『法華経』を受持し、読誦し、深く理解し、経…

『法華経』現代語訳と解説 その45

『法華経』現代語訳と解説 その45 妙法蓮華経 観世音菩薩普門品 第二十五 その時に無尽意(むじんに)菩薩は、座より立って、片方の右の肩を現わして(注1)、合掌し仏に向かって次のように申し上げた。 「世尊よ。観世音菩薩はどのような因縁によって、…

『法華経』現代語訳と解説 その44

『法華経』現代語訳と解説 その44 妙法蓮華経 妙音菩薩品 第二十四 その時に釈迦牟尼仏は、大いなる肉髻(にくけい)から光明を放ち、および眉間にある白毫(びゃくごう)から光を放って、東方にある、百八万億那由他の大河の砂の数の諸仏の世界を広く照ら…

『法華経』現代語訳と解説 その43

『法華経』現代語訳と解説 その43 宿王華菩薩よ。この経はすべての衆生を救うのである。この経はすべての衆生を、多くの苦悩から離れさせるのである。この経は大いにすべての衆生を導き、その願を満たすのである。それはまさに、清らかな池が、すべての渇…

『法華経』現代語訳と解説 その42

『法華経』現代語訳と解説 その42 妙法蓮華経 薬王菩薩本事品 第二十三 その時に、宿王華(しゅくおうけ)菩薩は、仏に次のように申し上げた。 「世尊よ。薬王(やくおう)菩薩は、娑婆世界においてどのようなわざを行なうのでしょうか。世尊よ。この薬王…

守護国家論 現代語訳 10

守護国家論 現代語訳 10 第五章 全体を七門に分けた第五として、正しい教えに導く善知識の人、ならびに真実の教えにはめぐり会うことは難しいことを述べるならば、これに三節ある。 一節は、人身は受け難く仏法は会い難いことを明らかにし、二節は、受け難…

『法華経』現代語訳と解説 その41

『法華経』現代語訳と解説 その41 妙法蓮華経 嘱累品 第二十二 その時に釈迦牟尼仏は、法座より立って、大いなる神通力を現わされた。右の手をもって無量の大いなる菩薩たちの頭の上をなでて、次のように語られた(注1)。 「私は測ることもできないほど…

『法華経』現代語訳と解説 その40

『法華経』現代語訳と解説 その40 妙法蓮華経 如来神力品 第二十一 その時に、千の世界を微塵にしたほどの数の大いなる菩薩たち、および地より涌き出た菩薩たちは、みな仏の前において一心に合掌し、その尊い御顔を仰ぎ見て、仏に次のように申しあげた。 …

『法華経』現代語訳と解説 その39

『法華経』現代語訳と解説 その39 妙法蓮華経 常不軽菩薩品 第二十 その時に仏は、大いなる得大勢菩薩(とくだいせいぼさつ)に次のように語られた。 「あなたはまさに知るべきである。もし、『法華経』を保つ僧侶や尼僧や男女の在家信者に対して、悪口を…

『法華経』現代語訳と解説 その38

『法華経』現代語訳と解説 その38 また次に常精進菩薩よ。もし良き男子や良き女子が、この経を受持し、読誦し、解説し、書写するならば、千二百の舌の功徳を得るであろう。 好ましい味、好ましくない味、おいしい味、まずい味、および多くの渋い味、苦い味…

『法華経』現代語訳と解説 その37

『法華経』現代語訳と解説 その37 妙法蓮華経 法師功徳品 第十九 その時に仏は、大いなる常精進菩薩に次のように語られた。 「もし良き男子や良き女子がいて、この『法華経』を受持し、あるいは読誦し、あるいは解説し、あるいは書写したとする。その人は…

『法華経』現代語訳と解説 その36

『法華経』現代語訳と解説 その36 妙法蓮華経 随喜功徳品 第十八 その時に大いなる弥勒菩薩は、仏に次のように申し上げた。 「世尊よ。もし良き男子や良き女子がいて、この『法華経』を聞いて随喜するならば、どのような福を受けるのでしょうか」。 さらに…

守護国家論 現代語訳 09

守護国家論 現代語訳 09 第四章 全体を七門に分けた第四として、謗法の者を対治すべきである証拠の文を出すならば、これを二節に分ける。一節は、仏法は国王大臣ならびに僧侶や尼僧や男女の在家信者に委ねるべきことを明らかにし、二節は、まさしく謗法の…

守護国家論 現代語訳 08

守護国家論 現代語訳 08 ただし『往生要集』は、序文を見る時は法華・真言を顕密の内に入れて、ほとんど末代の人々に相応しくないと記されているようだが、本文に入って委細に一部三巻の全体を見れば、第十の問答料簡の中で、まさしくあらゆる修行の勝劣を…

『法華経』現代語訳と解説 その35

『法華経』現代語訳と解説 その35 また如来の滅度の後に、もしこの『法華経』を聞いて、非難せず、喜びの心を起こす者があるとすれば、まさに知るべきである、これも深く信じ理解した姿である(注1)。 ましてや、読誦し受持する者はなおさらである。この…

『法華経』現代語訳と解説 その34

『法華経』現代語訳と解説 その34 妙法蓮華経 分別功徳品 第十七 その時に、仏の寿命の劫数がこのように長遠であることを聞いて、無量無辺阿僧祇の衆生は、大いに仏からの利益を得た(注1)。 そして世尊は、大いなる弥勒菩薩に次のように語られた。 「阿…

『法華経』現代語訳と解説 その33

『法華経』現代語訳と解説 その33 たとえば、智慧が豊かで、薬の知識が豊富で、よく多くの病を治す良医がいたとする。その人の子供たちは多く、十、二十、あるいは百人以上だったとする。ある時、用事があって遠い国に出かけた。その間に子供たちは毒薬を…

『法華経』現代語訳と解説 その32

『法華経』現代語訳と解説 その32 妙法蓮華経 如来寿量品 第十六 その時に仏は、多くの菩薩とすべての大衆に次のように語られた。 「多くの良き男子たちよ。あなたたちはまさに、如来の真理を明らかにする言葉を信じ理解すべきである」。 また大衆に次のよ…

『法華経』現代語訳と解説 その31

『法華経』現代語訳と解説 その31 その時に弥勒菩薩、および大河の砂の数を八千倍したほど多くの菩薩たちは、みな次のように思った。 「私たちは昔より今まで、このような大いなる菩薩たちが、地より涌き出して、世尊の前にあって合掌し供養して、如来に挨…

『法華経』現代語訳と解説 その30

『法華経』現代語訳と解説 その30 妙法蓮華経 従地涌出品 第十五 その時に、他の方角の仏国土から来た、大河の砂の数を八倍したほど多くの数の大いなる菩薩たちは、大衆の中において起立し、合掌し、礼拝して仏に次のように申しあげた(注1)。 「世尊よ…

守護国家論 現代語訳 07

守護国家論 現代語訳 07 第三章 全体を七門に分けた第三として、『選択本願念仏集』が謗法にあたる理由を述べる。 問う:何の証拠をもって、法然源空が謗法の者だと言うのか。 答える:『選択本願念仏集』の文を見ると、釈迦一代の聖教を二つに分けている…

『法華経』現代語訳と解説 その29

『法華経』現代語訳と解説 その29 また文殊菩薩よ(注1)。大いなる菩薩が、後の末の世の、教えが滅びようとしている時に『法華経』を受持する者は、在家、出家の人の中において、大いなる慈しみの心を起こし、菩薩ではない人の中において、大いなるあわ…

守護国家論 現代語訳 06

守護国家論 現代語訳 06 問う:上にあげたところの曇鸞・道綽・善導・慧心などの諸師は、みな法華・真言などの諸経に対しては、末代不相応だとの解釈をしている。これによって、源空ならびに、その教化を受けた弟子たちは、法華・真言を雑行として難行道と…

『法華経』現代語訳と解説 その28

『法華経』現代語訳と解説 その28 妙法蓮華経安楽行品第十四 その時、文殊菩薩は仏に次のように申し上げた。 「世尊よ。この多くの菩薩たちは大変尊い者たちです。仏を敬い従うために、大いなる誓願を立てました。後の悪しき世において、この『法華経』を…

守護国家論 現代語訳 05

守護国家論 現代語訳 05 第二章 全体を七門に分けた第二として、正法・像法・末法の時代に関して、仏法の興廃を明らかにする。そしてここでは、さらに二節ある。一節として、『法華経』以前の四十余年の間に説かれた諸経と「浄土三部経」との、末法におけ…