大乗経典と論書の現代語訳と解説

経論を通して霊的真理を知る

2023-07-05から1日間の記事一覧

一念三千法門 現代語訳と解説

一念三千法門 正嘉二年(1258) 三十七歳(注:『立正安国論』を著わす2年前) 『法華経』が他の経典より勝っているということは、どのようなことであろうか。この経に、一心三観、一念三千ということが記されている(注:『法華経』には、一心三観、一…

立正観抄 現代語訳と解説

立正観抄 文永十一年(1274年) 日蓮 撰 (注:立正観鈔とも。副題として、「法華止観同異決」とある。身延山にて、日蓮上人53歳の著作。天台宗の僧侶で、何らかの理由により佐渡に流罪となり、その佐渡で弟子となった最蓮房宛。最蓮房は京都におり、…